洗堰

洗堰

顧客ニーズに合った製品開発で耐久性や安全性と共に景観の美しさを実現。
大正11年に旧大河津分水洗堰は信濃川と大河津分水路の分岐に建設され、それ以来、新潟平野を長年にわたり水害から守り、用水確保に貢献してきました。しかし近年の急速な老朽化で建設が急務となりました。設計に関しては構造・耐久性・安全性などの検討と共に、桜で有名な大河津分水を活かした景観への配慮も必要とされました。

工事名 大河津分水洗堰新築工事
施工場所 新潟県西蒲原郡大河津地先
発注者 国土交通省北陸地方整備局
工期 平成8年10月26日~平成13年3月31日

企画提案ポイント

  • 施工性・安全性・経済性・耐久性を追及→堰の二次製品化(PC埋設型枠工法)を提案
  • 景観を考慮して桜御影石張りPC埋設型枠を採用→PC埋設型枠の厚さを薄くする改良
  • 長期的な耐久性や強度を追求→確認実験の実行
  • 桜を意識した景観へのより良い配慮→表面材に用いる桜御影石の加工提案

PC埋設型枠工法とは:
プレキャスト埋設型枠工法は、コンクリート構造物を建設する際に、通常使用する型枠の変わりに、予め工場で製造したプレキャストコンクリート版を型枠として使用し、現場打ちコンクリートの打設後も取り外さないで、そのまま外装材として使用する工法です。
従って、施工の省力化、美観の向上、耐久性向上および地球環境保護等に優れた工法です。

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