一般工種名:布製型枠
概要
ファブリフォーム®工法は、布製型枠(高強度合成繊維マット)を用い、ポンプ注入でコンクリートまたはモルタルを成形する土木用型枠工法です。また、高強度化により、河川堤防裏法面の越流時における粘り強い構造を長期的に確保する工法です。防災・減災、緊急復旧において工期短縮と高耐久性を両立します。
特長
- 型枠の透水性により注入時に余剰水分が絞り出され、水・セメント比が低減。硬化時間の短縮と高密度・高強度構造体の形成が可能です。
- 地震、豪雨、台風、洪水などの災害復旧ニーズにマルチ対応して防災・減災に貢献します。
- 省力・短工期で施工でき、緊急の仮排水路や法面復旧にも即応可能して早期災害復旧を実現します。
- 水中施工が可能です。切替工事や止水工事が不要なため、工期短縮、早期復旧対応、コスト抑制に適します。
- 布製型枠は軽量で、運搬・施工・保管とも安全・効率的です。また、勾配や形状の異なる複雑地形にも柔軟に追随して均一な厚さで施工可能です。
- 用途に応じて、NF/FP/CX/緑化(GP)タイプなど豊富な製品バリエーションをご用意しています。
- 法面復旧や港湾、ダムなど多様な緊急復旧現場で採用され、土木学会誌でも紹介されています。
用途
- 河川護岸・堤防補強(豪雨・洪水時の越水や浸食を防ぎ、防災・減災に寄与)
- 法面保護・斜面安定化(急勾配や地すべり地帯の強靭化対策として)
- 水路・用水路工事(農業用水や都市排水路のインフラ整備と早期復旧に)
- 調整池・貯水施設(ゲリラ豪雨や台風による内水氾濫対策として)
- 港湾・漁港・海岸保全(高波・高潮・津波に備えた災害復旧・防災強化)
- 砂防・土石流対策(山間部の防災・減災工事、土砂災害後の早期復旧)
- 災害復旧・緊急対応(地震・豪雨災害後の仮設水路・応急護岸工事など)
マットの種類と主な用途

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