1.鉄筋コンクリートの変状(09)

2011.01.26(水)未分類

 

 

 過大な等分布荷重による床スラブ下面に発生しやすいひび割れのパターンについて。

 過大な等分布荷重によるスラブがたわみ、スラブ上面の中央部は圧縮領域になるが、周辺部は引張領域になる。そして、スラブ下面は、上面と反対の圧縮・引張領域になる。

 

 

●たわみによる床スラブのひび割れ

大たわみによるスラブの曲げひび割れ(上面)

  大たわみによるスラブの曲げひび割れ(下面)

1-9コン診_図A

 

 

 

 

 

 

1-9コン診_図B

 

 

 

 

 

スラブの大たわみによる曲げひび割れは、上面で梁に接するように円形状にひび割れが生じる。

  大たわみによる曲げひび割れは、スラブ下面では対角線状にひび割れが生じる。

 

 

 

1-9コン診_図①

床スラブが繰り返しの疲労を受けた場合に、下面から上面に貫通して生じるひび割れである。
 

1-9コン診_図②

床スラブに大きなたわみが生じた場合に、床上面に発生するひび割れである。
 

1-9コン診_図③

床スラブが上端と下端のみが支持されている場合に、いわゆる単純支承上のはりのように、下面に支承に平行に生じるひび割れである。
 

1-9コン診_図④

四辺固定支持された床スラブの下面に生じるひび割れである。荷重を増加させると、このひび割れのところに塑性ヒンジが形成されて、荷重に抵抗するメカニズムに変換する。

 

 

 

 

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