ケーカンネット

一般工種名:掃流区間用流木捕捉ネット工法

特長

  • 流木や礫が衝突した場合は、チェーンリンク間のゴムが圧縮変形を生じながら衝撃力を緩和します。
    (衝撃実験の結果、鋼製チェーンのみと比較して最大引張力を50%に低減できる衝撃緩和効果が認められます。)
  • 弾性チェーンは、埋設したチェーンリンク間のゴムが圧縮変形を生じることにより、ゴムの弾性変形で流木や礫の衝突エネルギーを吸収します。
  • 鋼製チェーンをゴムで被覆することにより、部材の耐摩耗性が向上します。
  • 水平・鉛直方向の部材間隔は土石流・流木対策技術指針に準拠して設定でき、従来の流木捕捉工と同等の流木捕捉性能を有しています。
  • 部材の接続をピン(ボルト)による勘合方式とすることでネット部の着脱が容易であり、施工性および流木の撤去性に優れています。

用途

掃流区間での流木捕捉

適用範囲

  • 土石流区間で発生し、下流域の掃流区間まで流下した流木、あるいは下流域の掃流区間で発生した流木を捕捉する目的で設置する場合に適用。
    (ただし、土石流区間でも上流のえん堤で土石流が捕捉され、掃流状態として検討できる場合はケーカンネットが適用できます。)
  • 透過部幅は10m以下、流木捕捉高さは2~4mまで適用できます。

仕様

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弾性チェーンの構造と規格

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